春秋のころ、晋と秦が戦ったときのことだ。晋の武将荀偃は部下の将士にこう命令した。「攻め込むときは、わが馬首のみを見よ(唯余馬首是瞻)。その向かうところに従って突っこめ」翌日、戦いがはじまると、荀偃は先頭に立って敵陣に突っこみ、将士たちはぴたりとその後に従って、敵の防線を突破し、つぎつぎにとりでを占領した。後世、この荀偃の言葉から「馬首是瞻」わが馬の首のみを見よという成語ができ、一糸乱れず指揮に従う...
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春秋のころ、晋と秦が戦ったときのことだ。晋の武将荀偃は部下の将士にこう命令した。「攻め込むときは、わが馬首のみを見よ(唯余馬首是瞻)。その向かうところに従って突っこめ」翌日、戦いがはじまると、荀偃は先頭に立って敵陣に突っこみ、将士たちはぴたりとその後に従って、敵の防線を突破し、つぎつぎにとりでを占領した。後世、この荀偃の言葉から「馬首是瞻」わが馬の首のみを見よという成語ができ、一糸乱れず指揮に従う...