〈中心見ひらきページ参照〉絹本、彩色画、縦一八三·五センチ、横九六·四センチ。はなやかな装いの貴婦人が、四、五歳の子供四人をつれて自宅の庭で遊んでいる。金蒔絵の卓と籐製の墩が配され、卓上には桃を盛った赤い漆器と小皿。庭の一角が描かれているだけだが、これだけで富貴の家の庭園と分かる。満開の石榴の木もある。「五月榴花照眼明、枝間時見子初成」、鮮やかに照り映えるざくろの花、中には小さな実の形になったもの...
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〈中心見ひらきページ参照〉絹本、彩色画、縦一八三·五センチ、横九六·四センチ。はなやかな装いの貴婦人が、四、五歳の子供四人をつれて自宅の庭で遊んでいる。金蒔絵の卓と籐製の墩が配され、卓上には桃を盛った赤い漆器と小皿。庭の一角が描かれているだけだが、これだけで富貴の家の庭園と分かる。満開の石榴の木もある。「五月榴花照眼明、枝間時見子初成」、鮮やかに照り映えるざくろの花、中には小さな実の形になったもの...