〈中心見ひらきページ参照〉作者の李迪(りてき)は南宋(一一二七~一二七九)の宮廷画家である。『図絵宝鑑』には「花鳥竹石をたくみに描き、作品には生命力が満ちている」とあるが、動物の生態を描いたものはとくに出色の出来で、それらは現在伝わっている数少ない彼の作品の中で、技巧的にもなかなか見ごたえがある。今月号に紹介する「鶏雛待飼図」は、彼の晩年の作だが、そんな意味でも、彼の芸術的到達点をしめす好個の作品...
Please login first!
〈中心見ひらきページ参照〉作者の李迪(りてき)は南宋(一一二七~一二七九)の宮廷画家である。『図絵宝鑑』には「花鳥竹石をたくみに描き、作品には生命力が満ちている」とあるが、動物の生態を描いたものはとくに出色の出来で、それらは現在伝わっている数少ない彼の作品の中で、技巧的にもなかなか見ごたえがある。今月号に紹介する「鶏雛待飼図」は、彼の晩年の作だが、そんな意味でも、彼の芸術的到達点をしめす好個の作品...