〈中心見ひらきページ参照〉文徴明(一四七〇~一五五九年)は字(あざな)を徴仲といい、衡山と号した。江蘇省蘇州の人で、詩文書画いずれにもすばらしい才能をみせたが、その絵はとくに有名である。当時の大家沈周に師事したが、自らもゆうに一派をなしており、独立独歩その作品は不思議な気品をそなえている。また、沈周、唐寅、仇英とともに「呉門の四家」と称せられた。彼は環境と天分にめぐまれた長寿者で、創作意欲はことの...
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〈中心見ひらきページ参照〉文徴明(一四七〇~一五五九年)は字(あざな)を徴仲といい、衡山と号した。江蘇省蘇州の人で、詩文書画いずれにもすばらしい才能をみせたが、その絵はとくに有名である。当時の大家沈周に師事したが、自らもゆうに一派をなしており、独立独歩その作品は不思議な気品をそなえている。また、沈周、唐寅、仇英とともに「呉門の四家」と称せられた。彼は環境と天分にめぐまれた長寿者で、創作意欲はことの...