カラー参照河南省博物館には、さまざまな歴代の文物が陳列されているが、観ていくうちに、ひとつの彩陶の甕(かめ)にとくにひきつけられ、ケースの前にしばし歩をとどめることとなった。この穀葉文彩陶甕(中心グラフ見開き裏参照)の形は、小さな口、ふくらんだ腹、ひらべったい底、雄渾で気取ったところがない。口径一一センチ、高さ三二センチ、素地は泥質紅陶。甕の肩は広めで、周囲に帯状の文様が白い絹のリボンを結んだよう...
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カラー参照河南省博物館には、さまざまな歴代の文物が陳列されているが、観ていくうちに、ひとつの彩陶の甕(かめ)にとくにひきつけられ、ケースの前にしばし歩をとどめることとなった。この穀葉文彩陶甕(中心グラフ見開き裏参照)の形は、小さな口、ふくらんだ腹、ひらべったい底、雄渾で気取ったところがない。口径一一センチ、高さ三二センチ、素地は泥質紅陶。甕の肩は広めで、周囲に帯状の文様が白い絹のリボンを結んだよう...