現代中国では、日本の言い方とちがって「日暮途窮」(日が暮れて道がなくなってしまった)という成語として使われている。日本では、暗くなったのにまだ遠くて大へんだという程度に使うが、中国では「行きづまる」ことに力点がおかれ、若干ニュアンスがちがう。いずれにしても、出典は、前二~一世紀の歴史家司馬遷(しばせん)が著した『史記』の「伍子胥伝(ごしじよ)」である。これによると―春秋時代、楚国に伍奢(ごしや)と...
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現代中国では、日本の言い方とちがって「日暮途窮」(日が暮れて道がなくなってしまった)という成語として使われている。日本では、暗くなったのにまだ遠くて大へんだという程度に使うが、中国では「行きづまる」ことに力点がおかれ、若干ニュアンスがちがう。いずれにしても、出典は、前二~一世紀の歴史家司馬遷(しばせん)が著した『史記』の「伍子胥伝(ごしじよ)」である。これによると―春秋時代、楚国に伍奢(ごしや)と...