北京市の近気に明代(一三六八~一六四四)の皇帝一三人の墓―いわゆる「十三陵」がある。そこに行く途中、幅広い参道の両側にたちならぶ大きな石像の群があり、訪れる人をピックりさせる。八〇〇メートルの区間に獅子、獬豸(かいち)(牛に似た神獣)、らくだ、象、麒麟(きりん)、馬、武官、文官、勲臣などがそれぞれ向きあって十八対(つい)、一定の間隔で並んでいるのだ。想像上の動物は奇怪な感じをただよわせ、実在する動...
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北京市の近気に明代(一三六八~一六四四)の皇帝一三人の墓―いわゆる「十三陵」がある。そこに行く途中、幅広い参道の両側にたちならぶ大きな石像の群があり、訪れる人をピックりさせる。八〇〇メートルの区間に獅子、獬豸(かいち)(牛に似た神獣)、らくだ、象、麒麟(きりん)、馬、武官、文官、勲臣などがそれぞれ向きあって十八対(つい)、一定の間隔で並んでいるのだ。想像上の動物は奇怪な感じをただよわせ、実在する動...