北京西郊外の八宝山で、完全な保存状態にある遼代(九一六~一一二五)の壁画墓が発見された。墓誌の記載によると、これは遼代の四大貴族の一人である韓延徽の後裔、韓佚夫婦の墓である。円形単室で穹窿形の天井をもち、墓門は倣木ごしらえになっていて、のき、たる木はともに赤と黒で輪郭がとってある。墓室の内壁は上から下までぐるりと一周する完全な壁画になっている。壁画の上下中間のあたりに濃い朱色で長い梁が描かれ、その...
Please login first!
北京西郊外の八宝山で、完全な保存状態にある遼代(九一六~一一二五)の壁画墓が発見された。墓誌の記載によると、これは遼代の四大貴族の一人である韓延徽の後裔、韓佚夫婦の墓である。円形単室で穹窿形の天井をもち、墓門は倣木ごしらえになっていて、のき、たる木はともに赤と黒で輪郭がとってある。墓室の内壁は上から下までぐるりと一周する完全な壁画になっている。壁画の上下中間のあたりに濃い朱色で長い梁が描かれ、その...