〈中心見ひらきページ参照〉中国の人物画は晋朝(三一七~四二〇年)の顧愷之にはじまり、唐代(六一八~九〇七年)の呉道子にいたって、成熟期に達したといってよい。ついで五代(九〇七~九六〇年)から宋代(九六〇~一二七九年)にかけては、山水画と花鳥画が前後して発達し、しだいに人物画にとってかわった。けれどもこれは全体の発展からみるとこうなるということであって、その間にも、傑出した人物画の画家が何人か出て、...
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〈中心見ひらきページ参照〉中国の人物画は晋朝(三一七~四二〇年)の顧愷之にはじまり、唐代(六一八~九〇七年)の呉道子にいたって、成熟期に達したといってよい。ついで五代(九〇七~九六〇年)から宋代(九六〇~一二七九年)にかけては、山水画と花鳥画が前後して発達し、しだいに人物画にとってかわった。けれどもこれは全体の発展からみるとこうなるということであって、その間にも、傑出した人物画の画家が何人か出て、...