さいきん北京で、古い芝居ファンにはおなじみの「駱駝祥子」(ルオトオシャンズ)が再び上演され、北京っ子たちの人気をさらってロングランがつづいている。ご存じ、この芝居は、「北京の作家」老舎の同名の小説を脚色したもの。人力車夫という社会の最低辺の人たちを通じて、一九二〇年代の中国人民の悲惨な状況を写しだしたものだが、同時に、歯切れのいい北京語による、ユーモアありペイソスありで、舞台には下町の情緒、人情が...
Please login first!
さいきん北京で、古い芝居ファンにはおなじみの「駱駝祥子」(ルオトオシャンズ)が再び上演され、北京っ子たちの人気をさらってロングランがつづいている。ご存じ、この芝居は、「北京の作家」老舎の同名の小説を脚色したもの。人力車夫という社会の最低辺の人たちを通じて、一九二〇年代の中国人民の悲惨な状況を写しだしたものだが、同時に、歯切れのいい北京語による、ユーモアありペイソスありで、舞台には下町の情緒、人情が...