中国だより

牧畜業すすむ四川の草原開発四川省西北の草原は面積一〇七〇万ヘクタールに達し、豊かな資源に恵まれ、中国の重要な牧畜地帯の一つになっている。一九七六年以来、中国の科学者たちは生物の生態条件がおのおの異なる紅原県、石渠（セルシエ）県、色達（セルタル）県、若爾蓋（ズオグ）県の四県で各一万ムー（約六六七ヘクタール）の質のよくない草原を選び科学的研究の実験基地としてきた。三年来、彼らは厳寒の冬も野外に出て、草...