カラー参照双魚鏨花鎏金(ざんかりゆうきん)銀盤(裏表紙裏参照)は、約一二〇〇年前、唐の徳宗時代の宮廷納入品である。銀盤円形の大皿は直径四七·八センチ、縁(ふち)幅七·四センチである。縁にはひまわりの花と葡萄の図案が交互に三個、計六個置かれ、すぐ内側の六個の六弁ひまわりの図案と呼応して二重の花弁文様となり、いかにもみやびである。底の中心に大きな珠(たよ)があって、それを囲むように向き合って泳ぐ二匹の...
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カラー参照双魚鏨花鎏金(ざんかりゆうきん)銀盤(裏表紙裏参照)は、約一二〇〇年前、唐の徳宗時代の宮廷納入品である。銀盤円形の大皿は直径四七·八センチ、縁(ふち)幅七·四センチである。縁にはひまわりの花と葡萄の図案が交互に三個、計六個置かれ、すぐ内側の六個の六弁ひまわりの図案と呼応して二重の花弁文様となり、いかにもみやびである。底の中心に大きな珠(たよ)があって、それを囲むように向き合って泳ぐ二匹の...