一九七八年五月、江西省地質局の調査隊が、江西省信豊県城の南東約三キロの地点で白亜紀(約一億三七〇〇万~六六〇〇万年前)のすおう色の泥質岩のなかから、恐竜の卵の化石を数多く発掘した。そのうち、二つの巣には完全な形で化石が保存されていた。卵の大きさはほぼ同じで、長円形をしており、長さは一五~一九センチ、幅は七~九センチ、高さは五センチ内外、外殻の厚さが約二ミリであった。もとの重さは〇·五キロはあっただ...
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一九七八年五月、江西省地質局の調査隊が、江西省信豊県城の南東約三キロの地点で白亜紀(約一億三七〇〇万~六六〇〇万年前)のすおう色の泥質岩のなかから、恐竜の卵の化石を数多く発掘した。そのうち、二つの巣には完全な形で化石が保存されていた。卵の大きさはほぼ同じで、長円形をしており、長さは一五~一九センチ、幅は七~九センチ、高さは五センチ内外、外殻の厚さが約二ミリであった。もとの重さは〇·五キロはあっただ...