山東省青島市博物館に所蔵されている闘彩海馬紋天字罐(裏表紙裏を参照)は、四百九十年前、明の成化年間(一四六五~一四八七年)につくられた壺で、「闘彩磁器」のなかでも代表的なものである。中国は、磁器を最初につくりだした国であり、早くも三千年前の商代に「原始青磁」がつくれるようになった。それは素地に薄く透き通った原始的な青い釉(うわぐすり)をかけて焼いたもので、中国における磁器のさきがけとも言えるだろう...
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山東省青島市博物館に所蔵されている闘彩海馬紋天字罐(裏表紙裏を参照)は、四百九十年前、明の成化年間(一四六五~一四八七年)につくられた壺で、「闘彩磁器」のなかでも代表的なものである。中国は、磁器を最初につくりだした国であり、早くも三千年前の商代に「原始青磁」がつくれるようになった。それは素地に薄く透き通った原始的な青い釉(うわぐすり)をかけて焼いたもので、中国における磁器のさきがけとも言えるだろう...