「きみは春の魚のように、清らかな池でピチピチ泳ぐ。そのしなやかな姿を見るだけ、きみの心をとらえるすべなし。網を張ってきみを待てども、とりこになるを願わぬきみ。きれいな娘(きみ)よ、残念ながら無器用な私には、きみはやっぱり高嶺の花」。これはアチャン(阿昌)族の著者が思いを寄せる娘に送る恋の歌である。年ごろになったアチャン族の男女たちは、夜のとばりが下りると、若衆宿に集まり、甘い恋の歌を口ずさみながら...
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「きみは春の魚のように、清らかな池でピチピチ泳ぐ。そのしなやかな姿を見るだけ、きみの心をとらえるすべなし。網を張ってきみを待てども、とりこになるを願わぬきみ。きれいな娘(きみ)よ、残念ながら無器用な私には、きみはやっぱり高嶺の花」。これはアチャン(阿昌)族の著者が思いを寄せる娘に送る恋の歌である。年ごろになったアチャン族の男女たちは、夜のとばりが下りると、若衆宿に集まり、甘い恋の歌を口ずさみながら...