長江は四川省の万県、涪陵県のあたりで多くの支流か合流し、水かさを増して、さらに東へ流れる。瞿塘峡にさしかかると、川幅がぐっとせばまるため、水勢は急に激しさを増し、夔門(クエウメン)へとなだれ込む。瞿塘峡は、またの名を夔峡ともいい、川幅がせまいところでおよそ百メートル。夔門というのは、両岸の切り立った絶壁が門のようにみえるところから名付けられ、その風景が雄大であるので「夔門は天下の雄」といわれている...
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長江は四川省の万県、涪陵県のあたりで多くの支流か合流し、水かさを増して、さらに東へ流れる。瞿塘峡にさしかかると、川幅がぐっとせばまるため、水勢は急に激しさを増し、夔門(クエウメン)へとなだれ込む。瞿塘峡は、またの名を夔峡ともいい、川幅がせまいところでおよそ百メートル。夔門というのは、両岸の切り立った絶壁が門のようにみえるところから名付けられ、その風景が雄大であるので「夔門は天下の雄」といわれている...