交渉茶番劇と「デタント」節

ソ連とアメリカは現在、世界じゅうで悪玉の役を演じている。これらの悪玉は「デタント」を吹聴し、「交渉」という茶番劇を演じることにかけてはまさに千両役者である。ここ数年間のソ米外交を振り返ってみると、ソ連とアメリカはあちらこちらに会場を設けては、長丁場の交渉をすすめてきた。両国の政府首脳、閣僚、大使、外交官たちが、何十回、いや何百回と大小さまざまの、長期または短期の会議をひらき、いつになればケリがつく...