中国第一の大河―長江は、「世界の屋根」とよばれる青海·チベット高原を流れ下り、有名な横断山脈を貫いて、さらに雲南·貴州高原の北部を貫き流れる。四川省の宜賓市までは金沙江とよばれ、長江の名が用いられるのは、ふつう宜賓市をすぎてからである。また宜賓市と湖北省の宜昌市のあいだは川江とも呼ばれている。長江は宜賓市を過ぎると、中国西南地区で最もゆたかな四川盆地に流れ入る。流れは盆地の南の縁に沿って、東へ向か...
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中国第一の大河―長江は、「世界の屋根」とよばれる青海·チベット高原を流れ下り、有名な横断山脈を貫いて、さらに雲南·貴州高原の北部を貫き流れる。四川省の宜賓市までは金沙江とよばれ、長江の名が用いられるのは、ふつう宜賓市をすぎてからである。また宜賓市と湖北省の宜昌市のあいだは川江とも呼ばれている。長江は宜賓市を過ぎると、中国西南地区で最もゆたかな四川盆地に流れ入る。流れは盆地の南の縁に沿って、東へ向か...