「工業の糧」ともいわれる石炭は、二千三百年も前に、古代中国の働く人たちによって発見された。戦国時代(B·C四七五~二二一)の『山海経』という書物には「女床(山の名)ノ山、其ノ陽ニ赤銅多ク、其ノ陰ニ石涅(デツ)多シ」、「風雨ノ山、其ノ上ニ白金多ク、其ノ下ニ石涅多シ」とある。ここにいう「石涅(デツ)」(石のような黒土)とは石炭を指す。戦国時代に、古代中国の働く人たちは、すでに炭鉱を捜しあてていただけで...
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「工業の糧」ともいわれる石炭は、二千三百年も前に、古代中国の働く人たちによって発見された。戦国時代(B·C四七五~二二一)の『山海経』という書物には「女床(山の名)ノ山、其ノ陽ニ赤銅多ク、其ノ陰ニ石涅(デツ)多シ」、「風雨ノ山、其ノ上ニ白金多ク、其ノ下ニ石涅多シ」とある。ここにいう「石涅(デツ)」(石のような黒土)とは石炭を指す。戦国時代に、古代中国の働く人たちは、すでに炭鉱を捜しあてていただけで...