「山雨欲来風満楼(さんうきたらんとしてかぜろうにみつ)」は、唐代の詩人許渾(きよこん)の七言律詩〈咸陽城東楼〉の第四句で、全八句のうち、第三、第四句は「渓雲初起日沈閣(けいうんはじめておこりひかくにしずむ)、山雨欲来風満楼」(渓は磻渓のこと、地名。いまの陜西省宝鶏市の東南にある。閣は慈福寺閣を指す)。磻渓の上空に今しも雲が湧き立ち、太陽が慈福寺閣の彼方へと沈んでゆく、山しぐれの前兆の一陣の風が咸陽...
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「山雨欲来風満楼(さんうきたらんとしてかぜろうにみつ)」は、唐代の詩人許渾(きよこん)の七言律詩〈咸陽城東楼〉の第四句で、全八句のうち、第三、第四句は「渓雲初起日沈閣(けいうんはじめておこりひかくにしずむ)、山雨欲来風満楼」(渓は磻渓のこと、地名。いまの陜西省宝鶏市の東南にある。閣は慈福寺閣を指す)。磻渓の上空に今しも雲が湧き立ち、太陽が慈福寺閣の彼方へと沈んでゆく、山しぐれの前兆の一陣の風が咸陽...