田潔雲もし、一九六〇年代初期の大慶油田の開発を新中国の近代的石油工業の端緒だとすれば、七〇年代後半に始まった十カ所前後の大慶なみの大油田開発は、中国の石油工業が一大飛躍期に入ったことを意味する。今世紀中に大慶のような大油田を十カ所前後開発しようという呼びかけは、「四人組」反党グループを粉砕した後に、華国鋒中国共産党中央委員会主席が発したものである。大慶油田は、世界の油田のなかでも屈指の大油田の一つ...
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田潔雲もし、一九六〇年代初期の大慶油田の開発を新中国の近代的石油工業の端緒だとすれば、七〇年代後半に始まった十カ所前後の大慶なみの大油田開発は、中国の石油工業が一大飛躍期に入ったことを意味する。今世紀中に大慶のような大油田を十カ所前後開発しようという呼びかけは、「四人組」反党グループを粉砕した後に、華国鋒中国共産党中央委員会主席が発したものである。大慶油田は、世界の油田のなかでも屈指の大油田の一つ...