震災孤見の家

一九七六年七月二十八日の華北大地震によって、工業都市唐山は瞬時にして廃墟と化した。この地震で両親を失い、孤児になった子供もかなりの数にのぼる。そのため、人民政府は河北省の各地に孤児の家―全寮制の学校をつくって、子供たちを養育することに決めた。石家荘育紅学校はそんな学校の一つである。校内には、託児所、幼稚園、小学班、初等中学班（今年の下半期に高校班を開設する予定）などがあって、五百十三名の子供が収容...