中国の陶磁器

中国の働ぐ人びとは、今から六千年以上も前の新石器時代後期にはすでに、かなりすすんだ製陶技術を身につけていた。また、原始的なろくろも使用されており、九百五十度から千五十度という高温で陶器を焼く窯もあった。この時期の典型的な製品が、西安半坡村で発見された仰韶文化にぞくする彩陶である。その後の龍山文化の時期（今から約四千年前）になると、高速ろくろがっかわれるようになった。商代（紀元前十六世紀～前十一世紀...