用水路のほとりに白くひかるものが一九六八年九月のある日の午後、陜西省咸陽市を流れる渭河の北側の丘陵地帯にある韓家湾人民公社の社員の子、孔忠良君が小学校から帰る途中、郎家溝の用水路のかたわらで、白くひかるものをみつけた。近づいてみると、それは半分土のなかにうずまっている。さっそく掘りおこし、泥をはらいおとしてみると、それは方形の玉で、上に小さな動物の彫刻が、下には四つの字が彫ってあった。大きい印鑑み...
Please login first!
用水路のほとりに白くひかるものが一九六八年九月のある日の午後、陜西省咸陽市を流れる渭河の北側の丘陵地帯にある韓家湾人民公社の社員の子、孔忠良君が小学校から帰る途中、郎家溝の用水路のかたわらで、白くひかるものをみつけた。近づいてみると、それは半分土のなかにうずまっている。さっそく掘りおこし、泥をはらいおとしてみると、それは方形の玉で、上に小さな動物の彫刻が、下には四つの字が彫ってあった。大きい印鑑み...