中村梅吉氏を団長、香川峯雲氏を副団長とする日本書道代表団は北京、西安、洛陽、蘇州、上海、杭州、広州などを参観、訪問した。旅程は約一万五千キロ、二十日にわたるこの旅で、一行はゆく先ざきでよい思い出を人びとにのこした。つぎにかかげる随行記の一部は、書道代表団の活動の断片を伝えるものにすぎない。寧寿宮で帖をみる―十一月七日 北京鳳の背に乗り飛びし心地にて今吾は踏む北京の土かも(金子鷗亭氏作)昨六日北京に...
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中村梅吉氏を団長、香川峯雲氏を副団長とする日本書道代表団は北京、西安、洛陽、蘇州、上海、杭州、広州などを参観、訪問した。旅程は約一万五千キロ、二十日にわたるこの旅で、一行はゆく先ざきでよい思い出を人びとにのこした。つぎにかかげる随行記の一部は、書道代表団の活動の断片を伝えるものにすぎない。寧寿宮で帖をみる―十一月七日 北京鳳の背に乗り飛びし心地にて今吾は踏む北京の土かも(金子鷗亭氏作)昨六日北京に...