チムラマ峰

世界の地形図をひろげて見ると、面白い現象を発見する。それは世界にある八千メートルをこえる十四の高山のすべてが中国の西南部および隣国との境界に集中していることである。なかでもヒマラヤ山脈のチムラマ峰は八千八百余メートル、世界の最高峰であり、「世界一の山」だとよばれている。チムラマ峰はヒマラヤ山脈の中部、中国とネパール王国との辺境にそびえる。チムラマ峰は雄大であり、景色もすばらしい。白雪をいただく峰は...