シーサンパンナのこんにち

北京から4000キロも離れているシーサンパンナは、「みどりの宝石」とよばれる。そこの山もみどり、平原もみどり、川を流れる水や降る雨でさえもみどりにみえる。シーサンパンナには、ダイ（傣）族、ハニ（哈尼）族、プーラン（布朗）族、ラフ（拉祜）族など十をこえる兄弟民族が住んでいる。そのなかにはかつて封建制度の桎梏のもとで暮らしてきたもの、奴隷制のもとで非人間的な生活をしいられてきたもの、原始的な立ちおくれ...