「世界の屋根」といわれる中国のチベット高原は、空気が希薄で、たいへん寒い。しかし、中華民族の祖先は、大昔からここでねばりづよくたたかいながら生きつづけてきたのだ。プロレタリア文化大革命のなかで、中国の科学者は世界の最高峰―チムラマ峰付近で最初の大規模な総合調査をおこない、一九六六年の七月から八月にかけて、原始人が生活した遺跡を二箇所発見した。そのうちのひとつは、海抜四千三百メートルの地点にあるニャ...
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「世界の屋根」といわれる中国のチベット高原は、空気が希薄で、たいへん寒い。しかし、中華民族の祖先は、大昔からここでねばりづよくたたかいながら生きつづけてきたのだ。プロレタリア文化大革命のなかで、中国の科学者は世界の最高峰―チムラマ峰付近で最初の大規模な総合調査をおこない、一九六六年の七月から八月にかけて、原始人が生活した遺跡を二箇所発見した。そのうちのひとつは、海抜四千三百メートルの地点にあるニャ...