むかし、貴州(クエイチヨウ)省のあるところに、働きもので美しいミャオ(苗)族の娘がいました。娘の名はマンツオといって、野良仕事をやらせても、ししゅうをさせても人にひけをとらず、そのうえ、木の葉で美しい曲を吹くのがじょうずでした。ある月夜のことでした。マンツオは、同じ部落の若もので猟がうまく、簫を吹くのがじょうずなアンピンを愛するようになりました。ある日、アンピンは、おどりにきていく服をマンツオの家...
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むかし、貴州(クエイチヨウ)省のあるところに、働きもので美しいミャオ(苗)族の娘がいました。娘の名はマンツオといって、野良仕事をやらせても、ししゅうをさせても人にひけをとらず、そのうえ、木の葉で美しい曲を吹くのがじょうずでした。ある月夜のことでした。マンツオは、同じ部落の若もので猟がうまく、簫を吹くのがじょうずなアンピンを愛するようになりました。ある日、アンピンは、おどりにきていく服をマンツオの家...