きょねんの六月、上海(シヤンハイ)のある軍医大学付属の長海(チヤンハイ)病院で、二尖弁(僧帽弁)狭窄·閉鎖不全症という重い心臓病の患者に人工の心臓弁膜をとりつける手術に成功した。この手術によって、患者の許淑宝(シユイシユウパオ)さん(女性·三四歳)は、動悸や呼吸困難、喀血などのはげしい病症がすっかりなおってしまい、いまではベッドをはなれて、庭を散歩できるまでになっている。この手術にはじめてつかわれ...
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きょねんの六月、上海(シヤンハイ)のある軍医大学付属の長海(チヤンハイ)病院で、二尖弁(僧帽弁)狭窄·閉鎖不全症という重い心臓病の患者に人工の心臓弁膜をとりつける手術に成功した。この手術によって、患者の許淑宝(シユイシユウパオ)さん(女性·三四歳)は、動悸や呼吸困難、喀血などのはげしい病症がすっかりなおってしまい、いまではベッドをはなれて、庭を散歩できるまでになっている。この手術にはじめてつかわれ...