この彩陶壺(つぼ)は高さ五〇センチ、口径一七·三センチ、腹のいちばんふといところが直径三九·五センチ。きじは赤色の陶土で、腹のやや下目のところに二つの耳が、口縁には四つのつまみがついている。器の表面はなめらかで黒の彩文がえがかれている。三段に分れた彩文は、中段の平行線の渦巻文を中心に、上段に渦巻文、下段に波状文を配している。この壺は一九五六年六月、黄河(ホワンホー)ダム考古調査隊が甘粛(カンスウ)...
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この彩陶壺(つぼ)は高さ五〇センチ、口径一七·三センチ、腹のいちばんふといところが直径三九·五センチ。きじは赤色の陶土で、腹のやや下目のところに二つの耳が、口縁には四つのつまみがついている。器の表面はなめらかで黒の彩文がえがかれている。三段に分れた彩文は、中段の平行線の渦巻文を中心に、上段に渦巻文、下段に波状文を配している。この壺は一九五六年六月、黄河(ホワンホー)ダム考古調査隊が甘粛(カンスウ)...