ここに紹介する撃鼓説唱桶は、一九五七年三月に、四川(スーチワン)省がい成都天廻山(チユントーテンホエイシヤン)の崖(ガい)墓から出土したものである。この崖墓は東漢の霊帝時代のものであるから、この陶俑はいまをさる一七〇〇年前のものである。そのいきいきとしてユーモラスな顔や姿は、とりわけ人びとから愛されている。色はかっ色。ただし、それは陶土のきじの色で、彩色したものではない。高さ五六センチ。頭にずきん...
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ここに紹介する撃鼓説唱桶は、一九五七年三月に、四川(スーチワン)省がい成都天廻山(チユントーテンホエイシヤン)の崖(ガい)墓から出土したものである。この崖墓は東漢の霊帝時代のものであるから、この陶俑はいまをさる一七〇〇年前のものである。そのいきいきとしてユーモラスな顔や姿は、とりわけ人びとから愛されている。色はかっ色。ただし、それは陶土のきじの色で、彩色したものではない。高さ五六センチ。頭にずきん...