中国画壇で、よく「南北二石」と並び称されるが、北石はいまは亡き齊白石(チーパイシー)老、南石がつまり傅抱石(フーパオシー)氏である。傅氏は江西(チヤンシー)省の人、南京(ナンチン)に居を構え、山水画、人物画に独特の健筆をふるい、江蘇(チヤンスウ)省中国画院院長として後進の養成にもいそしんでおられる画壇の長老である。さきごろ、所用のため上京された氏をたずね、親しく思い出や抱負をうかがう機会をえた。還...
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中国画壇で、よく「南北二石」と並び称されるが、北石はいまは亡き齊白石(チーパイシー)老、南石がつまり傅抱石(フーパオシー)氏である。傅氏は江西(チヤンシー)省の人、南京(ナンチン)に居を構え、山水画、人物画に独特の健筆をふるい、江蘇(チヤンスウ)省中国画院院長として後進の養成にもいそしんでおられる画壇の長老である。さきごろ、所用のため上京された氏をたずね、親しく思い出や抱負をうかがう機会をえた。還...