むかしむかし、あるところに働きもののおじいさんがいました。おばあさんはとっくになくなって、二人の娘と暮らしていました。大きい方は阿仰(アーヤン)という名前で、小さい方は阿宜(アーイ)と呼びました。ある日、おじいさんは山に松と杉の木を切りに出かけてゆきました。木を切りたおして燃やし、そのあとにアワの種をまこうと思ったのです。おじいさんは山の上にのぼって、おべんとうを地面に置くと仕事にとりかかりました...
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むかしむかし、あるところに働きもののおじいさんがいました。おばあさんはとっくになくなって、二人の娘と暮らしていました。大きい方は阿仰(アーヤン)という名前で、小さい方は阿宜(アーイ)と呼びました。ある日、おじいさんは山に松と杉の木を切りに出かけてゆきました。木を切りたおして燃やし、そのあとにアワの種をまこうと思ったのです。おじいさんは山の上にのぼって、おべんとうを地面に置くと仕事にとりかかりました...