『三国志』で知られる蜀の国の君主―劉備(リユウペイ)が世をさると、蜀の山河はその子の劉禅(リユウチヤン)がうけつぐことになった。が、蜀はまもなく魏のためにほろぼされる。劉禅はやむなく魏のみやこ洛陽(ローヤン)に住むようになった。ある日、むかしの重臣が宴をはって劉禅をまねき、その席上で蜀の歌舞をひろうした。故国を思う心をよびさまして、その再興をはかるようにさせるためであったしかし劉禅は、蜀の歌舞をみ...
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『三国志』で知られる蜀の国の君主―劉備(リユウペイ)が世をさると、蜀の山河はその子の劉禅(リユウチヤン)がうけつぐことになった。が、蜀はまもなく魏のためにほろぼされる。劉禅はやむなく魏のみやこ洛陽(ローヤン)に住むようになった。ある日、むかしの重臣が宴をはって劉禅をまねき、その席上で蜀の歌舞をひろうした。故国を思う心をよびさまして、その再興をはかるようにさせるためであったしかし劉禅は、蜀の歌舞をみ...