むかしむかし、苗嶺山(ミヤオリンシヤン)という山のふもとにウースェイというみなしごが住んでいました。小さい時にお父さんやお母さんに死にわかれ、ひとりぼっちで貧しく暮らしていました。一年また一年と月日がすぎて、ウースェイはいつの間にか十九歳の若者になっていました。ウースェイはいつもどうしてわたしはこんなに苦しい生活をしなければならないんだろう、いつになったら仕合わせになれるんだろうと考えていました。...
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むかしむかし、苗嶺山(ミヤオリンシヤン)という山のふもとにウースェイというみなしごが住んでいました。小さい時にお父さんやお母さんに死にわかれ、ひとりぼっちで貧しく暮らしていました。一年また一年と月日がすぎて、ウースェイはいつの間にか十九歳の若者になっていました。ウースェイはいつもどうしてわたしはこんなに苦しい生活をしなければならないんだろう、いつになったら仕合わせになれるんだろうと考えていました。...