中国では殷の時代(紀元前十六世紀~前十一世紀)に青銅器がつくられるようになった。青銅器の鋳造技術もたいへんすすんで、青銅器をつくる道具、武器、車馬に用いる道具、生活用品などが現われはじめた。ここに紹介した殷の饕餮(とうてつ)文釜形銅器は、一九四八年河南(ホーナン)省安陽(アンヤン)県高楼荘(カオロツチワン)から出土したもので、現在北京(ペイチン)の中国歴史博物館におさめられている。この円形の器はと...
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中国では殷の時代(紀元前十六世紀~前十一世紀)に青銅器がつくられるようになった。青銅器の鋳造技術もたいへんすすんで、青銅器をつくる道具、武器、車馬に用いる道具、生活用品などが現われはじめた。ここに紹介した殷の饕餮(とうてつ)文釜形銅器は、一九四八年河南(ホーナン)省安陽(アンヤン)県高楼荘(カオロツチワン)から出土したもので、現在北京(ペイチン)の中国歴史博物館におさめられている。この円形の器はと...