国慶節もすぎて、北京の秋はいよいよ深まってきた。街かどにたつ交通巡査の白服は、紺の綿服にかわったし、赤旗を先頭に行進するピオニールたちにも、綿入れ姿が目だつようになった。衣料品店の店さきには冬仕度の衣類が、ぎっしりとならびはじめたし、くだもの屋には柿やリンゴなど秋のくだものが山と積まれ、どこも買物客でにぎわっている。それはちょうど、十六年目の建設期に入った実りを象徴しているようである。そして、こう...
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国慶節もすぎて、北京の秋はいよいよ深まってきた。街かどにたつ交通巡査の白服は、紺の綿服にかわったし、赤旗を先頭に行進するピオニールたちにも、綿入れ姿が目だつようになった。衣料品店の店さきには冬仕度の衣類が、ぎっしりとならびはじめたし、くだもの屋には柿やリンゴなど秋のくだものが山と積まれ、どこも買物客でにぎわっている。それはちょうど、十六年目の建設期に入った実りを象徴しているようである。そして、こう...