さしずめ日本の〈類は友をよぶ〉にあたる。前三世紀、戦国時代の学者、淳于髠(チユンユイクン)の名言である。齊の国の宣王から、国事をたすける賢士をあつめよ、と命ぜられた淳于髠は、さっそくその日のうちに7人の賢士をすいせんした。宣王は言った「わずか一日のうちに賢士が7人もあつまるとは、どうしたことか」淳于髠はこたえた「鳥もけだものも、天下の生き物はみな、類をもって聚(あつ)まります。わたしが賢士のたぐい...
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さしずめ日本の〈類は友をよぶ〉にあたる。前三世紀、戦国時代の学者、淳于髠(チユンユイクン)の名言である。齊の国の宣王から、国事をたすける賢士をあつめよ、と命ぜられた淳于髠は、さっそくその日のうちに7人の賢士をすいせんした。宣王は言った「わずか一日のうちに賢士が7人もあつまるとは、どうしたことか」淳于髠はこたえた「鳥もけだものも、天下の生き物はみな、類をもって聚(あつ)まります。わたしが賢士のたぐい...