一九五七年程十髪(チヨンシフア)氏は生活体験と絵画制作の目的をかねて、南方辺境の少数民族地区を訪れ、そこに一時期滞在したことがある。雲南省(ユンナン)の傣(タイ)族の人たちの労働と生活、濃厚な民族色と美しい風景は彼に深い印象をあたえた。そして一九六〇年、彼はそれまで二年あまりもあたためてきた構想を絵筆に託して「菩提樹の下で」をかきあげ、傣族の新しい世代の素朴で幸福な生活を写し出した。解放まえ、ここ...
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一九五七年程十髪(チヨンシフア)氏は生活体験と絵画制作の目的をかねて、南方辺境の少数民族地区を訪れ、そこに一時期滞在したことがある。雲南省(ユンナン)の傣(タイ)族の人たちの労働と生活、濃厚な民族色と美しい風景は彼に深い印象をあたえた。そして一九六〇年、彼はそれまで二年あまりもあたためてきた構想を絵筆に託して「菩提樹の下で」をかきあげ、傣族の新しい世代の素朴で幸福な生活を写し出した。解放まえ、ここ...