中国の封建社会は、宋代(九六〇~一二七九年)になっていっそうの発展をとげ、社会経済や商業、対外貿易は、唐代の極盛期にもみられなかったほどの繁栄をしめした。南宋では淮河(ホワイホー)、揚子江(ヤンツーチヤン)以南の地をたもつのみとなったが、生産力は高まり、商品の生産、流通ともに北宋をしのぐものがあった。そのころはまた航海術も唐代よりはるかに進歩し、すでに羅針盤が使われるようになっていたので、天体の位...
Please login first!
中国の封建社会は、宋代(九六〇~一二七九年)になっていっそうの発展をとげ、社会経済や商業、対外貿易は、唐代の極盛期にもみられなかったほどの繁栄をしめした。南宋では淮河(ホワイホー)、揚子江(ヤンツーチヤン)以南の地をたもつのみとなったが、生産力は高まり、商品の生産、流通ともに北宋をしのぐものがあった。そのころはまた航海術も唐代よりはるかに進歩し、すでに羅針盤が使われるようになっていたので、天体の位...