寇準(コウチユン)(九六一~一〇二三年)は北宋時代の政治家で、遼の侵略を撃退するための中原の人民の愛国戦争のなかで、大きな役割をはたした。寇準は清廉な役人として正義をつらぬき、容赦なく権臣をも罰したので、しばしばその身に打撃をくわえられ、ついには僻遠の地に流されて世を去るにいたった。だが、寇準の愛国の精神と剛直な姿は、むかしから人びとの語り草になっている。年少にしてよく忠と義をまもる西暦九六〇年、...
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寇準(コウチユン)(九六一~一〇二三年)は北宋時代の政治家で、遼の侵略を撃退するための中原の人民の愛国戦争のなかで、大きな役割をはたした。寇準は清廉な役人として正義をつらぬき、容赦なく権臣をも罰したので、しばしばその身に打撃をくわえられ、ついには僻遠の地に流されて世を去るにいたった。だが、寇準の愛国の精神と剛直な姿は、むかしから人びとの語り草になっている。年少にしてよく忠と義をまもる西暦九六〇年、...