黄浦江のあらし

三、君たちは社会大学の学生だ！義捐金募集から帰っていらい、穆漢祥（ムーハンシヤン）は、なにかの力に駆りたてられてでもいるように、はたらく人たちのためにできるだけのことをしたいとかんがえるようになった。章君（チヤン）はよく穆漢祥のへやをたずねた。そして過去の生活や中国の社会、青年の抱負などについて話した。パンフレットやソ連の小説なども貸した。章君がはっきりした考え、見識をもつ人間だということがだんだ...