ことしのはじめ陜西省(シャンシー)の乾(チエン)県で、唐代の永泰公主の墓が発掘された。古墳の中からは大壁画や石刻、千数百点にのぼる殉葬品が出土した。永泰公主は唐の五番目の皇帝―中宗李哲(リーチエ)の娘で、名を李仙蕙(リーシエンホエイ)という。その墓は祖母の則天武后(女帝)の墓の付近にあって、深さ一七メートル、長さ八七メートル余、れんが敷きの通路と前後二つの墓室をもつ大規模なものである。甬道には、天...
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ことしのはじめ陜西省(シャンシー)の乾(チエン)県で、唐代の永泰公主の墓が発掘された。古墳の中からは大壁画や石刻、千数百点にのぼる殉葬品が出土した。永泰公主は唐の五番目の皇帝―中宗李哲(リーチエ)の娘で、名を李仙蕙(リーシエンホエイ)という。その墓は祖母の則天武后(女帝)の墓の付近にあって、深さ一七メートル、長さ八七メートル余、れんが敷きの通路と前後二つの墓室をもつ大規模なものである。甬道には、天...