清代道光年間の閨秀作家李桂玉(リークイユィ)に、〈榴花夢〉(ざくろのゆめ)という畢生の大作がある。この小説の完全な写本がこのほど福建(フーチエン)省の省都福州(フーチヨウ)で発見された。全編三六〇巻、字数にしてほぼ四八三万字というから、有名な小説〈紅楼夢〉の五倍にあたる長編である。この小説は、唐代の中葉、一群の宮女が兵馬の間にあって功をたてる物語を韻文体で記したもの。ヒロイン桂桓魁(クイホンクイ)...
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清代道光年間の閨秀作家李桂玉(リークイユィ)に、〈榴花夢〉(ざくろのゆめ)という畢生の大作がある。この小説の完全な写本がこのほど福建(フーチエン)省の省都福州(フーチヨウ)で発見された。全編三六〇巻、字数にしてほぼ四八三万字というから、有名な小説〈紅楼夢〉の五倍にあたる長編である。この小説は、唐代の中葉、一群の宮女が兵馬の間にあって功をたてる物語を韻文体で記したもの。ヒロイン桂桓魁(クイホンクイ)...