ペンタゴンの商魂

ケネディ政府になってから、すべてが軍備拡張にむけられ、アメリカはいま戦争ヒステリーがうずをまいている。一九六一年七月二十五日、ケネディは核戦争の恐怖をひとしおあおるために、テレビを通じてアメリカ人民をさんざんおどしつけたあげく、まことしやかにこういった―「ミサイル時代の核戦争の可能性を知りながら、バクダンが落とされたときに何をやるべきかどこへゆくべきかを知らないような公民は、自己の任務を全うしない...