北京(ペイチン)西南の周口店龍骨山(チヨウコウテンロンクーシャン)山頂のあるほら穴で一本の骨製のぬい針が発見されたが、考証のけっか、五万年まえのものとわかり、中国で発見されたもののうち、もっとも古い針ということになった。長さ八·二ミリ、直径は最大が三·三ミリで、けずったりみがいたりしてつくられた、かなり精巧なものであるが、惜しいことに上端の糸をとおす穴の部分がすこし欠けている。五万年まえ、わが国の...
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北京(ペイチン)西南の周口店龍骨山(チヨウコウテンロンクーシャン)山頂のあるほら穴で一本の骨製のぬい針が発見されたが、考証のけっか、五万年まえのものとわかり、中国で発見されたもののうち、もっとも古い針ということになった。長さ八·二ミリ、直径は最大が三·三ミリで、けずったりみがいたりしてつくられた、かなり精巧なものであるが、惜しいことに上端の糸をとおす穴の部分がすこし欠けている。五万年まえ、わが国の...