ある日、わたしは福建省(フーチエン)西部の鄭坑山(チヨンカンシャン)のふもとで、ひとりの年配の猟師にであった。その猟師は竹やぶのそばできれいな「とりのことば」を使って、やぶのなかの一羽の鳥と「はなし」をしていたが、やがてねらいを定めて鉄砲をうった。それからやぶのなかへはいって鳥をさげて出てきた。わたしはすっかり感心し、あらためてその人の家をたずねて、おもしろい話をたくさんきかせてもらった。害獣のう...
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ある日、わたしは福建省(フーチエン)西部の鄭坑山(チヨンカンシャン)のふもとで、ひとりの年配の猟師にであった。その猟師は竹やぶのそばできれいな「とりのことば」を使って、やぶのなかの一羽の鳥と「はなし」をしていたが、やがてねらいを定めて鉄砲をうった。それからやぶのなかへはいって鳥をさげて出てきた。わたしはすっかり感心し、あらためてその人の家をたずねて、おもしろい話をたくさんきかせてもらった。害獣のう...