四十何年も埋もれてきた雲母貝の浮きぼりが、さいきん、広州市工芸美術研究所の手であらたに発掘され、生産にはいつた。雲母貝の浮きぼりは、雲母貝を材料に使つたひじように美しい特殊工芸品である。雲母貝は小さくて薄いうえ、裂け目と虫穴が多いので、立派な工芸品をつくるには貝の形状に応じてテーマを考えねばならない。彫るとき裂け目と虫穴をさけないとテーマの表現にひびくのである。これを立派にやるには、みがかれた腕の...
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四十何年も埋もれてきた雲母貝の浮きぼりが、さいきん、広州市工芸美術研究所の手であらたに発掘され、生産にはいつた。雲母貝の浮きぼりは、雲母貝を材料に使つたひじように美しい特殊工芸品である。雲母貝は小さくて薄いうえ、裂け目と虫穴が多いので、立派な工芸品をつくるには貝の形状に応じてテーマを考えねばならない。彫るとき裂け目と虫穴をさけないとテーマの表現にひびくのである。これを立派にやるには、みがかれた腕の...