百花妍をきそう中国の演劇界に、このほどまたもや新しい一輪の花が開いた。大本曲劇(ターペンチユイ)である。大本曲劇は、もともと雲南(ユンナン)省白(パイ)族の人たちの間に傳わる語り物の一種で、十六世紀の頃にうまれ、おもに大理(ターリー)の白族自治州でさかんだつた。これは一人が語つて、一人が弦楽器の伴奏をつけ、語り手は扇子を手にもち、簡單な手ぶりや動作をまじえながら演じるものだつた。けれども、これでは...
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百花妍をきそう中国の演劇界に、このほどまたもや新しい一輪の花が開いた。大本曲劇(ターペンチユイ)である。大本曲劇は、もともと雲南(ユンナン)省白(パイ)族の人たちの間に傳わる語り物の一種で、十六世紀の頃にうまれ、おもに大理(ターリー)の白族自治州でさかんだつた。これは一人が語つて、一人が弦楽器の伴奏をつけ、語り手は扇子を手にもち、簡單な手ぶりや動作をまじえながら演じるものだつた。けれども、これでは...